昨日みた夢の内容が思い出せない。知っている男のひとと女のひとがいた、ということしか思い出せない。朝の雨に流されてしまったのかもしれない。そんなわけはない。覚えておきたい夢だったはずなんだ。
昔やったようにメモしておけばよかったのに、ぼくは目を開いて雨音に聴き入っていた。たぶん、雨音のほうが重要だと判断したんだろう。寝起きのぼくは。
優先順位はいつも不安定で、瞬きのあいだにもころころと入れ替わる。一番大切なことだって、いつも最重要項というわけではなくて、平均するとまぁ一番上にあるんじゃないかな、くらいのものなんだろう。
ぼくの大切な夢は、雨音にあっさり上位を譲ってしまった。寒いくらいの涼しい今朝だった。

ぼくにもあなたと同じように「言えないこと」「言わないこと」がたくさんあって、その内のひとつをつい先日はじめて口に出した。ぼくがあたまのなかで何度も言ったその言葉は、ぼくが口に出すとやっぱりなんだか緩んだ言葉になった。口に出すまでは粗暴で悲壮な言葉だったのに。
ぼくはその言葉に縛られて生きている。もうずっと10年以上20年未満。何をしているときでもいつもふっと浮かんでくる。そしてぼくは泣いたり笑ったりしている。
その言葉がなかったら少しは違っていたんだろう。あなたには会わなかったかもしれない。でも、たぶん、ぼくが泣いたり笑ったりしているのは変わらないと思う。ほんの少しの差でしかない。
そんなもんだよなと思って、ぼくはまた肩の荷を勝手に降ろした。

wyolicaの悲しいわがまま(One Love Ninety Nine)がiTunesStoreに無くて、すごく残念。CD探すの面倒くさい。

Yasutaka Sato

Neet / Web Designer

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